毎年8月に見られる「ペルセウス座流星群」は、三大流星群とも呼ばれ、毎年多くの流れ星を見ることができます。
しかし、「思ったより流れない」と思ったことはないでしょうか?
今年2021年は「8年に一度の好条件」という噂も!?
2021年の「ペルセウス座流星群」について、調べてみました!
そもそも流れ星って?
流れ星とは、天文現象のひとつで、夜空の中を光の筋が数秒程度かけて移動して消える現象のことです。
中には、満月ほどの明るさで流れ、数十秒程度「流星跡」として残るものもあるのだとか。。。驚きですね!
実は、宇宙空間にある塵が大気にぶつかることでおこる現象なのです。地球では、その塵の大きさは数10マイクロメートルから数ミリメートル!そんな小さな粒の天体が、秒速10-70kmほどの速さでぶつかるのです。
ぶつかったら痛そうですね!
通常は地球大気で燃え尽きる塵ですが、大きなものは地上に隕石として落ちてくるものもあります。
すごいですね!
8年に一度の好条件はどうして?
「ペルセウス座流星群」は「しぶんぎ座流星群」「ふたご座流星群」と並び、「三大流星群」(注1)と呼ばれています。
今回の「ペルセウス座流星群」は通常よりも条件が良く、8年に1度の好条件とも言われています。その理由はなぜでしょうか。
極大の時間が昼間の場合はピーク時間に観測するよりも流星数は減ってしまいますし、極大の夜が満月近くの空だと空自体が明るくなり肉眼で見える流星数が減ってしまいますよね。
そのため、「最高条件」で流星群を見ることができるのは「極大が新月近くの日」かつ「極大時間が夜の観測に適した時間」(注2)という条件があるのです。その条件にマッチするのは「8年に1度」。つまり今回の2021年のペルセウス座流星群というわけです。
好条件の流星群なんて、見るしかないですね!
(注1)「しぶんぎ座流星群」は極大のピークが鋭いため、見える時間が限られる流星群です。極大の時間が夜かつ新月に近い月の時にはよく見える流星群ですが、条件がよくない場合は流れる流星の数も少なめです。そのため、毎年おすすめなのは「ペルセウス座流星群」と12月に観測できる「ふたご座流星群」の2つと考えてよいでしょう。
(注2)放射点を中心に流星は流れますが、ペルセウス座は秋の星座なので、放射点が登ってくるのは8月中旬であれば午前0時を過ぎてからです。そのため、夜半過ぎに極大を迎える年が最も条件が良いと言えます。
どこを見ればいいの?
そもそもペルセウス座流星群を観測するには、どこを見るのが良いのでしょうか?
流星群には「放射点」と呼ばれるものがあり、その点を中心として流星が流れます。
ペルセウス座流星群の場合、放射点(注3)は「ペルセウス座の左腕のあたり」にあります。ペルセウス座がわからない場合は、カシオペア座を探してみるのがおすすめです。わからない場合は、スマートフォンの星座アプリや星座早見盤を使うのがおすすめです。
その辺りを見つけられたら、ペルセウス座の方向をぼんやりと眺めてみましょう。
流星群は、放射点だけから流れるものではなく、放射点の方向を中心に様々な方向に流れています。特に、放射点から遠いところに流れる流星は一般的に長い流星が多いとされています。
長い流星は流れている時間も長いので、お願い事をするのにもぴったりですね!
観望する時は、放射点の方向に体を向けてぼんやりと眺めるのをおすすめします。長時間観測する場合は、レジャーシートに寝転ぶのもいいでしょう。
全然流れない、、、と思っても、1時間くらいは外で観測をしてみましょう。外に出てすぐは目が慣れていないので、暗い流星を見つけにくいです。少し時間が経つと、次第に目が慣れてきますよ!
夏とはいえ、夜は少し冷えるので薄手の長袖を用意したり、虫除けは忘れずにしておきましょうね。。。
いつ見ればいいの?
2021年のペルセウス座流星群の極大は、8月13日の午前2時から4時ごろです。
ペルセウス座流星群は極大の前後でも比較的多くの流星が見られる流星群。そのため、8月12日から8月14日ごろまでは非常に多くの流星を見ることができます。
雨が降りそうなら、前後の日程で観測してみましょう!
家の近くから観測するのもいいですが、暗い場所に出かけて観測するとより暗い流れ星まで見ることができるのでおすすめです。
当日流星群を見るのが楽しみですね!
好条件のペルセウス座流星群をみよう
いかがでしたか?
調査してみましたが、2021年のペルセウス座流星群で具体的にいくつ流星が見られるのかははわかりませんでした。
とはいえ、2021年のペルセウス座流星群は例年にも増して好条件。実際に観測して確認してみましょう。
晴れるといいですね!
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