【Astro Advent Calendar12/2】熟睡プラネRTAができなかった話

プラネタリウム

お久しぶりです。もやしです。今年もAstro Advent Calendarの季節がやってきました。

突然ですが皆さんは、「熟睡プラネ」を知っていますか?

熟睡プラ寝タリウムとは「毎年11月23日(勤労感謝の日)に、日頃お疲れぎみのみなさんを、熟練解説員が手練手管を駆使して快眠へと誘う特別投影(明石市立天文科学館さんWebサイトより引用)」です。確かにプラネタリウムって程よい暗さと解説員さんの声が心地よくて眠くなっちゃいますよね。プラネで寝るとスッキリできるのでおすすめです(寝るな)。

寝るのは失礼かも…なプラネタリウムですが、「熟睡プラネ」のイベントでは睡眠大歓迎。リラックスできる音楽や眠気を誘う解説、素敵な香りなどなどあの手この手で来場者の睡魔を誘ってくれます。中には枕の持ち込みがOKだったり、マッサージがついている席があったり、「いびき」席があったりする施設もあります。気になる方はぜひ来年の勤労感謝の日を狙ってみてください。(ちなみにポッドキャスト「アインシュタインクロスのこずみっくふわっと」第5回でもお話しています)

そんな「熟睡プラネ」大好き芸人の私。実は現職(刺身をタンポポに乗せる仕事)の都合上、月末が仕事の山になっているせいで勤労感謝の日も元気に休日出勤しており、ここ数年まともに熟睡プラ寝タリウムに行けていないのでした。(※そのそも勤労感謝の日は労働に感謝してお休みを取る日であり、労働に感謝しながら勤務する日ではありません)。

そんな私には今年こそ成し遂げたい夢がありました。

今年こそ、「熟睡プラネRTA」がやりたい……。

熟睡プラネRTAとは「1日にプラネタリウムをどれだけ回れるかリアルタイムアタック」するイベントです(さらっと出てきましたが造語です)。朝から晩までプラネタリウムを巡りまくると果たして最大何館回れるのか、気になりませんか?RTAをあわよくばアドベントカレンダーのネタにしたいな、なんて思いながらお仕事の予定を調整していたのですが今年も結局仕事が終わらず勤労に感謝しながら勤務しました(泣)。

ということで今回は当初の記事の予定を変更し、2022年に行ったプラネタリウム(覚えている限り)の感想や特徴などをまとめていきたいと思います。

2月 千葉市科学館

某アニメコンサートの公演前にお伺いしました。京成千葉中央駅から徒歩5分ほど。少し歩くとガラス張りのビルが急に見えてきて驚いた覚えがあります。旧常設展(2022年11月にリニューアルされたそうです)はハンズオンの展示や体験の展示が多く、親子連れでくると楽しい施設です。

プラネタリウムは水平式でドーム径が広め(23m)。光学式が五藤光学さんのケイロン、デジタルがバーチャリウムⅡR5のハイブリットプラネタリウムですね。ドームが広いと空が開けている感じがして良いですよね。

リニューアルした常設展を見にまた遊びにいきたいです。

千葉市科学館さん→https://www.kagakukanq.com

4月 品川区立五反田文化センタープラネタリウム(行ってない)

ごく稀に、友人の演奏会を聞きに行ったらプラネタリウムが併設されていたみたいなパターンがあります(久喜市総合文化会館とか)。公共施設のプラネタリウム投影は16時ごろ開始がラストのことが多いので、昼14時からの演奏会を聞きに行くと終了は16時半。帰りにプラネタリウムに寄ることは不可能なのです(プラネタリウムの近くに行ったのに投影が観られないなんて生殺しだ)。次こそ必ず行きます。

品川区立五反田文化センタープラネタリウムさん→https://shinagawa-gotanda-planetarium.com

5月 多摩六都科学館

5月にお伺いしたのは多摩六都科学館さん。駅から少し遠いので、投影の時間とバスを調べてからお出かけしてみてください。プラネタリウムは大きな傾斜型ドーム(27.5m)で没入感満載です。「傾斜式」は座席が平面ではなく傾斜があるスタイル。鑑賞していて首が痛くなりにくいのと、番組によってはドームごと空を飛んでいるような気分が味わえます。

光学式は五藤光学CHIRONⅡ、デジタルプラネタリウムが五藤光学バーチャリウムⅡ。ちなみに私は五藤さんの星像が大好きです(唐突な告白)。

多摩六都さんで観たのは「まだ見ぬ宇宙へ」。作品では、惑星、太陽系、太陽系外の星……と地球から段々と離れていきます。宇宙って壮大で凄いな、と改めて思いました。多感な小学生時代に見ていたら人生が変わるかもしれない熱量の作品です。番組は各地で行われているようですのでぜひご覧ください。

多摩六都科学館さん→https://www.tamarokuto.or.jp

6月 コニカミノルタプラネタリア横浜

最近、LEDプラネタリウムというのが登場したのをご存知ですか?すっごいの!

通常のプラネタリウムではドームの中央にプラネタリウム投影機があって、そこから出る光がドームに投影されています。一方のLEDのプラネタリウムはドーム部分全体にLEDが配置され、全面モニターのようになっています。星や映し出される映像の輝度が高く「映え」ます。2021年に日本のLEDプラネタリウム第一号館が名古屋にオープンし、横浜はLEDドームの第二館目にあたります。

今回紹介する「コニカミノルタプラネタリア横浜」や池袋にある「満天」、スカイツリーの下にある「天空」などのコニカミノルタ系列館のおすすめポイントはおしゃれで映画館っぽく、気軽に楽しめるところ。通常、ドーム内に食べ物や飲み物を持ち込むことはできないのですが、ここの館は劇場前で軽食や飲み物を購入して、飲食しながら作品を楽しめます。

鑑賞した作品は「Space Voyage #ファインダー越しの私の宇宙」。作品を鑑賞しながらスマホで写真を撮ってもいいよ!という今らしい作品です。「今が撮影ポイント!」などと教えてくれるのでシャッターを切りやすいですね。前述したようにLEDドームのプラネタリウムは輝度が高いので大変写真映えするなと感じました。

スマホでここまで撮れるのすごい

ちなみに私は上映前に軽食セット(サンドイッチ、サラダ、ポテト、飲み物)を購入して入ったのですが、プラネタリウムって座席を倒して鑑賞するので正直まともに食べられません(飲み物を飲むとこぼします)。私は上映前に全部食べて難を逃れました。飯食いに来たんか??

コニカミノルタプラネタリア横浜さん→https://planetarium.konicaminolta.jp/programs/planetariayokohama/

11月 葛飾区郷土と天文の博物館

ずっと行きたかったのに行けてなかった葛飾。用事の帰りに行けることがわかったので行ってきました。ステンドグラスとフーコーの振り子にいつもテンションが上がります。可愛いよね!

葛飾では決まった番組でも、生で解説員さんがお話をしてくれます。もやしのおすすめはクラシック音楽を聴きながら星空を楽しめる「シンフォニーオブユニバース」。よく寝れます(寝るな)。

大好評のようで、数弾制作されています。選曲がオタクに刺さる。

行くたびごとに新しい発見がある葛飾プラネ。大好きです。ちょっとアクセス悪いのが難点。

コニカミノルタのインフィニウムΣちゃん。隠れファンが多いイケメンプラネタリウム。

葛飾区郷土と天文の博物館→https://www.museum.city.katsushika.lg.jp/index.php

11月 はまぎんこども宇宙科学館

12月にリニューアルオープンした出来立てほやほやプラネタリウムです。プラネタリウム投影機は光学式が大平技研のMEGASTAR II-A、デジタル式がアストロアーツのステラドームプロです。「世界で一番星の数が多い」プラネタリウムとのことで、ギネス世界記録待ったなしです。メガネの度数を上げなくちゃと思いました。

こちらも傾斜式のプラネタリウムで、星空にじっくり浸れると思います。

はまぎんこども宇宙科学館→https://www.yokohama-kagakukan.jp

絶対行ったのに記録がない みなと科学館

港区の一等地に居を構えるプラネタリウムです。ドームはこじんまりとしていてやけに落ち着きます。投影機は五藤光学さんのオルフェウス。

プラネタリウム番組もバリエーション豊富で楽しい館です。平日お昼にやっている無料プラネが気になっています。19時ごろまで投影をやっているので、お仕事帰りにも寄れちゃうところが素敵です。

この日は私がプラネタリウムにハマったきっかけの作品「銀河鉄道の夜」を見に行ってきました。全世界で投影されているプラネタリウム番組のベストセラー作品で、掛け値なしに20回以上見ていると思います。桑島法子さんのナレーションが沁みます。汚い心が洗われる作品です。「ほんとうのさいわい」ってなんだろうね、カンパネルラ〜〜〜!(社会人生活に疲れた人間の奇声)

常設展示も体験型が多くて楽しいです。企画展の展示はちょっと大人向けな感じ。

ちなみに私の最近の推しプラはここだったりします。解説員さんに「年パス買いなよ」と言われていますがそこまでの踏ん切りがつかない…。

港区立みなと科学館→https://minato-kagaku.tokyo

プラネタリウムはいいぞ

プラネタリウムオタクを自称している割に、まとめてみると2022年は全然回れていない印象でした(渋谷も行ったはずなのに記録がないのはなぜ)。一言で「プラネタリウム」といっても、館や解説員さん、番組が違うと印象がかなり違います。プラネタリウムに行く機会がない方もぜひ遊びに行ってみてください!

来年こそ熟睡プラネでたくさん寝ようと思います!

執筆者紹介

執筆:もやし

URL:https://einstein-cross.com/

この記事はAstro Advent Calendar 2022の企画記事です。

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