【Astro Advent Calendar12/1】天文同人サークルって何をやってるの?〜前編〜(御茶ノ水学士)

未分類

意外に同人サークルって何してるか知られていないよねという話

みなさん、初めましての方は初めまして。天文同人サークル「アインシュタインクロス」の主宰(ということになっている)御茶ノ水学士です。

「同人サークル」と耳にしたとき、皆様が抱く印象はどのようなものでしょうか。

私もアインシュタインクロスを立ち上げて同人誌を執筆し始めてからはや2年が経ちますが、僕自身、「同人サークルをやっています」と人に漏らした際、「どんなことしているのか全然わからない」だったり、「オタクどもが半年に一回群れるアレでしょ?w」みたいな反応をされたり、石を投げられたり、瞬時にアカウントを特定されて飲み会で晒されたりと、様々なリアクションをもらってきました。

そこで私は思ったわけです。

意外に、「同人サークル」って皆さんから知られていないんじゃないか?

今回、アドベントカレンダー企画として様々な方々に参加いただいておりますが、最初の投稿として、僭越ながら私から、このアドベントカレンダー企画のアインシュタインクロスなる連中は何者なのか?どんな活動をしているのか?という記事を書かせていただきました。

アインシュタインクロスの活動 ~過去のコミケサークル参加~

私たちの活動の中心と言っても過言ではないのが、コミックマーケット(通称コミケ)へのサークル参加です。「天文学がちょっとわかる」をコンセプトにした同人誌を至って真面目に頒布しています。ここではそんな真面目な頒布物をご紹介しながら、アインシュタインクロスのことを少しでも知っていただけたらと思います。

C96

記念すべき最初の参加となったコミックマーケットです。この時は最初はおさむさんがメンバーに加わっておらず3人で活動しており、またメンバーもコミケ初参加(実は同人イベント自体にはそれぞれサークル参加の経験もあった)という状況の中、右も左もわからない中でなんとかスペースをいただき、頒布することができました。そのときの真面目な本がこちら。

ふざけとるやないかい。

ありえない既視感の、サイズまで一緒の本を作り上げてしまいました。デザイン・装丁担当のもやしさんからあとで聞いた話ですが、当初表紙の色はさすがに緑とか青にするつもりだったそうです。限界極まった午前三時、手が滑って赤い表紙になったとかなんとか。
そこまで追い込まれたのは、ぎりぎりまで原稿の草案をあげなかった某主宰にあると言っても過言ではありません。本当にすいませんでした。
ちなみにタイトルの「ニートン」はサークル主が当時ニートだった(職の変わり目でした)ことにちなんだもので、その表紙のデザインと既視感からか多くの方に人に本を手に取っていただき、次回分のコミケでは「お誕生日席」という、いわゆる「島」の端にあたる人が多く捌ける位置の配置になります。

C97

第二回目のコミケとあってどんな企画にしようかという話もありましたが、やはり「天文学がちょっとわかる」のコンセプトは崩さずに行こうという話になりました。
そうしてできた本がこちら。

ふざけないと死ぬんか??

はい、圧倒的にふざけています。ちなみにC97はいわゆる「冬コミ」という、年末に開催される回だったために、既刊と新刊を合わせた、赤と緑でちょっと遅めのクリスマス気分を味わえるお得なセットもご用意させていただきました(やかましい)。サークル主が無事にニートを卒業したことにちなんで「ニート卒業セット」として頒布させていただきましたが、購入時にその名前を呼ぶのが恥ずかしかったのか、ついに「ニート卒業セットください」と言ってくれた方は現れませんでした。次はもっと恥ずかしくないセットの名前にしようと思います。

そしてやってきたコロナ禍

過去2回のアインシュタインクロスのサークル参加について述べさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
コミケ参加というのは大変ながらとても楽しく充実感のあるもので、半年に一度、コミケに申し込んで印刷所を予約し、企画を考えて白目をむきながら原稿を書き、でもそれを乗り越えた先にある脱稿の瞬間だったり、イベント会場に向かう高揚感やイベント会場での人々との交流はなかなかできる体験ではなく、本当に癖になります(これはやったことのある人にしか伝わらないかもしれませんが、本当)。例にもれず、我々もそんな同人活動を楽しんでいたわけですが。

ここである大事件が起こります。

そう、新型コロナウイルスの流行です。

多数のライブやイベントが中止になっていく中、毎回のべ70万人以上の来場者を誇るコミックマーケットも例外ではなく、中止を余儀なくされました。

僕自身もコミケをはじめとした同人活動ができなくなることに寂しさと同時に焦りも感じており、もしかしたらこのまま、同人という文化そのものが廃れてしまうのではないかという気持ちにさいなまれたりもしました。

そんな中少しずつ、コロナ禍でもさまざまに工夫した形で同人イベントが開催されることになります。
我々アインシュタインクロスも、そういった新たな形でのイベントに参加したりと、コロナ禍以降、活動の幅を広げてきました。

後編では、コロナ禍に入って以降のアインシュタインクロスの活動について紹介します。

執筆者紹介

執筆:御茶ノ水学士

Twitter:@sirius5135

URL:https://einstein-cross.com/

この記事はAstro Advent Calendar 2021の企画記事です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました